2022年に3商店街が合併して誕生しました
安城市つながる商店街振興組合は、旧来からJR安城駅周辺で商店街を形成していた花ノ木商店街振興組合、御幸商店街振興組合、セントラル商店街振興組合が2022年9月に合併して誕生しました。全国各地で商店街が衰退傾向にある中、当エリアも昭和以前のような賑わいを失いつつあり、また店主の高齢化も進んでいます。
こうした問題を解決しつつ、新たな活力を発揮していくために、隣接していた3商店街が結束して活動することとなりました。
旧花ノ木商店街振興組合、旧御幸商店街振興組合、旧セントラル商店街振興組合エリア
商店街で、たくさんの思い出づくりを
安城七夕まつりや安城まちなかホコ天きーぼー市の舞台となっている当商店街は、子どもたちにとって思い出をつくる場所です。また現在の大人もここで青春時代を過ごし、かけがえのない場所というイメージを持って次代に記憶をつないでいるはずです。
従来から、商店街は楽しい場所であり、まちへの愛着を育む場所でした。歩きたくなる場所、買い物したくなる場所、他の都市から来た人に「ここが安城のまちです」と案内したくなる場所。
そんなイメージを発信していくために、私たちは日々、街並み景観の創造、イベントの実施、個店のサービス強化といった様々な取り組みに着手しています。
伝統と進化、ともに大切にしつつ未来へ
当商店街エリアには、市内最大の安城更生病院が2002年まで存在し、たくさんの市民が周辺を行き交いました。
その病院跡地に、2017年に図書情報館のある中心市街地拠点施設「アンフォーレ」がオープン。それに伴って現在は来街される人々の層も、街並み景観もどんどん変化していています。
近隣には高層マンション建ち、通りにはスイーツやカフェなどのおしゃれな店舗も進出しました。また、当商店街の西部では安城市役所等の公共施設、南部ではカルチャー色の強い店が市内外から集客しています。
もちろん、まちなかでは三代以上続く老舗店も頑張っています。
多彩な表情や性格を持ちあわせるエリアの中で、当商店街は伝統と進化の両者を認めつつ、未来に向けて歩んでいきます。
地域コミュニティの担い手として
社会情勢の変化とともに、地域が本来持っていた高齢者や子育て家族への支援、防犯・防災、環境保全等のコミュニティ機能が低下しつつある中、住民や行政からは「きめ細かなサービス」「人とのふれあいの機会」が提供される商店街に対し、コミュニティ機能を担うことへの期待が高まりつつあります。
商店街は、車を運転しなくてもアクセスでき、かつ買い物を通じて人との心通うコミュニケーションが行えるリアルな場所です。
そうした強みを活かし、地域にとってなくてはならない存在であり続けられるよう「生活を支えるまち」としての役割を果たしていきたいと考えています。